朝日新聞出版から4月2日、「週刊 マンガ世界の偉人 61号 いわさきちひろ」が発売された。
小学生を対象に、世界で活躍した偉人の人生を有名漫画家の手による漫画作品で紹介する同シリーズ。昨年1月に創刊し、50号で終了の予定を30号延長した。これまで累計315万部(2013年3月現在)を販売している。
いわさきちひろの評伝が漫画化されるのは今回が初めてで、同シリーズ中、女性画家を扱うのも初。ちひろ美術館・東京(練馬区石神井4) 広報担当者も「子どもたちが、ちひろに出会い興味と共感を持つきっかけとなることを願います」と呼び掛ける。
丁寧な取材に基づき、漫画22ページ、解説9ページのオールカラーで構成。青春時代に戦争を体験し、第二次世界大戦後に絵本画家として活躍したちひろの人生と作品を、漫画だけでなく写真や年譜などを交えて分かりやすく紹介している。
漫画を担当したのは、ふくやまけいこさん。1982(昭和57)年「おおきな星空小さな部屋」で漫画家デビュー。手塚治虫の名作「メルモちゃん」のリメーク版も担当。
価格は490円。全国の書店などのほか、ちひろ美術館・東京、安曇野ちひろ美術館(長野県)でも販売を予定する。