ひばりが丘を舞台にした漫画「どうなのっ河本さん!」第2巻が5月10日、アース・スター エンターテインメント(渋谷区)から発売された。
「どうなのっ河本さん!」「東京自転車少女。」「ヤマノススメ」の中づり広告
月刊コミック アース・スターで連載中の同作の舞台は、東京都西東京市、東久留米市、埼玉県新座市にまたがる街「ひばりが丘」。中華料理店「河本」を切り盛りする女主人・河本さんと、彼女を取り巻く個性豊かな人々によるハートフルコメディー。原作者の目黒三吉さん自身もひばりが丘在住ということもあり、駅周辺をはじめ、おなじみの風景が登場する作品として話題を集めている。
目黒さんからは練馬での出来事についてコミカルなコメントが寄せられた。「昔かかった歯医者がいいかげんだったらしく、今度こそ良い医者にかかろうとネットで評判を検索して辿り着いたのが練馬駅の近くで開業していた歯医者だった。聞きしに勝るその手腕、『歯医者は敵』とまで思いつめていた私の恐怖心・猜疑心を春の雪のように融かし、崩壊した歯は根本的治療を施され立派なセラミック製義歯として蘇った」と振り返る。
「あの時生まれ変わった歯は今日も元気に、主に練馬銘菓・竹紫堂の練馬サブレなどをさくさく噛み砕いております。ありがとう歯医者さん。ありがとう練馬」(以上、原文ママ)とも。
コミックス2巻の発売を記念し同日から5月下旬まで、西武池袋線「ひばりヶ丘駅」、隣駅の「東久留米駅」「保谷駅」の3駅で、西武鉄道と同作のコラボポスターを掲出している。
ポスターは、中華鍋を持つ料理人・河本さんのビジュアルを大きく使用しており、上部には「ひばりヶ丘で繰り広げられる、完全無欠のハートフルコメディ」のキャッチコピー、下部には「ひばりヶ丘駅」の駅名看板が掲載されている。
さらに同日から3日間限定で、西武池袋線・西武新宿線に同作と「東京自転車少女。」(練馬)、「ヤマノススメ」(飯能)の同線沿線が舞台の同社3作品を、駅名看板と共に紹介した中づり広告も登場した。
昔から、漫画家やアニメ制作関係者が多く住むといわれる西武池袋線沿線。「行楽日和の5月、コミックスを片手に物語の舞台となった沿線の駅を訪れてみては」と同社広報担当者。
価格は625円。各コミックの1話はコミック アース・スターONLINEで無料配信中。