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練馬に特別養護老人ホーム-区有地活用初のケース

外観イメージ

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 練馬区内で6月1日、区有地を民間事業者に無償で貸し付け整備を行った初の特別養護老人ホーム」が開設した。

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 急速に進む高齢化に伴い要介護高齢者が増加している中、特別養護老人ホームの入所待機者は年々増加している。区では特別養護老人ホームの整備を促進し、入所待機者の解消を図るため、これまで民有地を活用した整備を進めてきたが、事業者については都市部での用地確保が大きな課題となっていた。

 今回開設したのは「第3育秀苑」(練馬区土支田1)で、運営は育秀会(桜台2)。区は区有地(2009度廃止の学校給食第一総合調理場跡地)を提供、運営事業者を22年度に公募した結果、同施設の開設に至った。同施設には特別養護老人ホームだけではなく、区が要望した高齢者相談センター支所や介護予防事業を行うフロアも併設され、地域の人も利用できるのが特徴。

 敷地面積は1769.63平方メートル、建築面積は993.01平方メートル、延べ床面積は3318.19平方メートル。鉄筋コンクリート造りで、地下1階、地上4階建て。

 区では、第5期練馬区高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(2012~2014年度)で新たに 700 床の整備を目標とし、2014年度末までに2062 床を整備することとしている。同施設の開設で、区内の特別養護老人ホームは 25施設1724 床となり、これで施設数は八王子市と並んで都内で最大となる。今後も、民有地以外の活用も視野に入れ、特別養護老人ホームの整備に努めていくという。2014年度までに3施設190 床が開設予定で、合わせて28 施設1914床の利用が可能となる。

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