練馬区立美術館(練馬区貫井1)3階企画展示室で6月27日より、日本大学芸術学部美術学科と同館との共同企画展「N+N展2013」が開かれる。
内山翔二郎「Summertime Blues -Mom-」2013年
今年で5回目を迎える同展。今回は「アートいないいないばあ―アートの思考法―」と題して、日芸の教職員や卒業生16人の作品を展示する。
子どもをあやす時に使う「いないいないばあ」は、「分離・再会」「いない・いる」「隠れる・現れる」などの予期や願い、驚きや喜びに通じるものとして、「芸術作品の制作や発表には、独特の思考法と世界があるが、普段は隠されているかのように見える。しかし本来は、こちらに現れ出(い)でようとする意志を持っている」と同展担当者。
同展では、絵画や彫刻、インスタレーション、写真、音楽など約30点の作品をもとにこれらの発想や思考回路を見せることで、アートの思考の可能性を再検証する。
会期中、出展者らによるアーティストトーク、大西若人さん(朝日新聞編集委員)、蔵屋美香さん(東京国立近代美術館 美術課長)らパネリストによるシンポジウムを企画する。
開館時間は10時~18時。月曜休館(祝日の場合は火曜休み)。入場無料。7月7日まで。