西武鉄道の100周年を記念したアニバーサリーブック「写真で見る西武鉄道の100年」が現在、販売されている。発行はネコ・パブリッシング(目黒区)。
同社は、前身である武蔵野鉄道が1912(明治45)年5月7日に設立されて以来、2012年で100周年を迎えた。大手私鉄の中で同社のみ社史を発行しておらず、同書はそれを補完する通史として同社の全面的協力で制作。「歩んできた歴史を余すところなく紹介している」という。
初公開の写真・資料もふんだんに盛り込んだ。80ページにわたって収録された「各駅のあの頃」では、昭和40年代の写真を中心に当時を振り返る。開業時から現在までの車両全形式を紹介するほか、レッドアロー物語、懐かしの行き先表示板などのファンの心をくすぐる記事も多数収録。巻末には8ページに及ぶ詳細な年表も。
練馬区内の駅周辺の写真も多く使われており、パノラマ写真では当時の生活風景を見ることもできる。「今後も2016年までの間、ご利用いただいたお客さまに感謝の意を込めたイベントを数多く計画しているので、ご期待いただければ」と同社広報担当。
価格は2,800円。全国の主な書店で扱っている。