9月7日に公開された松本零士さん原作の映画「キャプテンハーロック」―松本さんの地元・大泉ではオリジナルポスターを貼って応援活動を行っている。
ポスターには、「大泉は地元の巨匠松本零士先生の『キャプテンハーロック』を応援します」と入る。地元のシネマコンプレックス「T・ジョイ大泉」(練馬区東大泉2)が中心となり制作した400部のポスターが大泉学園駅周辺の商店会へ配られた。
ポスター制作は地元店主の集まり「大泉宝店を目指す会」が企画した。映画公開に合わせ地元でも松本さん原作の同作を応援したいと声が上がり、オリジナルポスター案が浮上。同会に出席していた同館・花田マネジャーが東映に打診し了解を得てポスターが制作された。
同会会長で、もんじゃ焼き・お好み焼き「わらべ」店主の加藤さんは「今、大泉の街を挙げて、この映画を盛り上げようと頑張っている。松本先生への日頃の協力への感謝の気持ちを込めて、みんなでこの映画を盛り上げていきましょう」と応援する。
25歳から大泉に住む松本さんは「地元のために」と版権を無償で提供し、大泉学園駅周辺では「銀河鉄道999」によるまちおこしが行われている。2008年に練馬区名誉区民に選ばれ、区の住民票に同作のイラストが使われているほか、同駅の発車メロディーにも採用されている。
映画は、人類のために戦う宇宙海賊キャプテンハーロックと宇宙戦艦アルカディア号に乗り込んだ仲間たちの活躍を描いたSF活劇。フルCG作品で、小栗旬さん、三浦春馬さん、蒼井優さんらの声優陣も話題となった。第70回ベネチア国際映画祭で特別招待作品として上映された。