西武鉄道(埼玉県所沢市)は11月24日、西武池袋線・石神井公園~大泉学園駅間の下り線を高架に切り替える工事を実施する。
東京都・練馬区と進めている「西武鉄道池袋線(練馬高野台~大泉学園駅間)連続立体交差事業」で実施するもので、同23日終電車後から翌日初電車前に同駅間の下り線を高架に切り替える。同日、初電車より高架線の使用を開始する。
この工事により、下り線高架区間にある3カ所の踏切の遮断時間が約4割減少し、交通渋滞の緩和が期待されるという。引き続き上り線の高架化の工事を進め、「踏切での交通渋滞の解消、鉄道により分断されている街の一体化などを図るため、今後も連続立体交差事業の推進に向け積極的に取り組む」と同社広報担当者。
同事業は、1971(昭和46)年の都市計画決定以来、池袋線の練馬高野台駅付近から大泉学園駅付近までの約2.4キロについて道路と鉄道との連続立体交差化を行い、合わせて側道を整備するもの。この事業により、9カ所の踏切がなくなり、交通渋滞が解消と輸送サービス向上が図られるとしている。2014年度完了予定。