練馬区立美術館(練馬区貫井1、TEL 03-3577-1821)で12月11日、「障がい者ふれあい作品展」が始まった。
12月の障がい者週間(3日~9日)にちなみ、区主催で開く同展。障がいのある人たちのアートが注目されるようになり、区も障がい者の創作意欲の向上と社会活動への参加促進を目的に2011年から開いており、今年で3回目を迎えた。
区内の障がい者施設の利用者や福祉団体に所属している人が制作した、多彩な表現で個性あふれる絵画や陶芸などの作品を展示する。昨年、一昨年とも期間中に約700人が来場し、展示作品も増え今回は160点を超える作品が集まった。
「僕の思い出」の作者、百瀬賢太郎さんは「『すてきな思い出ありがとう』という気持ちで制作した」と明るく話す。来場者の一人は「作品一つ一つに作者の思い入れを感じた。見ていて元気になれる作品ばかり」と話していた。
主催した練馬区障害者施策推進課の担当者は「発表の場を増やすことで創作意欲を高めることにつながれば。多くの人に見ていただきたい」と来場を呼び掛ける。
展示時間は10時~18時(15日は15時まで)。観覧無料。今月15日まで。