西武鉄道は3月11日、大地震を想定した列車のいったん停止と減速運転訓練を全線で行った。
東日本大震災の経験から、地震発生時に列車を安全に停止させる訓練として実施するもので、今回で3回目。東日本大震災が発生した時間14時46分に、大地震が発生したことを想定し西武線の全列車を約2分間停止。車内アナウンス・駅構内放送による注意喚起、運転再開に向けた確認を行った。
同社では数日前から訓練実施をアナウンスし、「ご利用のお客さまにはご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします」と呼び掛けていたことから訓練は滞りなく終了。運転ダイヤは訓練後、数分の遅れが発生したが間もなく定常通りに運行している。都内では都営地下鉄全線、東武線全線、小田急線全線なども同様の訓練を行った。