練馬・石神井氷川神社(練馬区石神井台1)で4月20日、アート・クラフト・食などの複合イベント「井のいち」のプレイベントが開かれ、「井のいち文庫」への提供本を募集する。
「井のいち文庫」は提供された本を利用し特定の書庫の無いスタイルで、「誰かにあげたい本」をテーマにイベント当日にその場で読むことも、持ち帰ることもできる。昨年同イベントで初めて開かれ、同神社裏手のスペースに本をディスプレーし、木漏れ日の中、読書できる空間が好評だった。今年5月18日に開催される同イベントでも継続して行われるため、プレイベントで提供本を募集する。
同文庫の本にはコメントカードが貼られており、読み終わった後は自由にコメントを記入することができる。読み終わった本は、次にあげたい人に渡すほか、同イベント協力店舗に設置される本棚に返却することで、街を巡る仕掛けが考えられている。
提供本は会場で受け付け、「昨年は本が少な目という反省もあり、今年はさらにたくさんの『井のいち文庫』の仲間をつくりたい。会場に、誰かにあげたいと思う本1冊を持ってきていただければ」(同イベント担当者)と協力を呼び掛ける。提供者にはポストカード1枚を進呈する。
会場では、本をテーマにしたワークショップ(要事前予約、有料)が開かれるほか、フードやドリンクを提供する店も出店する。
開催時間11時~15時。雨天時は会場を南田中図書館(南田中5)に移し、本募集とワークショップのみを開催予定。
「井のいち」は石神井、井草、井荻など「井」がつく地域、および大泉の個人店やクリエーターが立ち上げたフリーペーパー「井」がきっかけで始まったイベント。陶器やガラス、木工、染織、音楽などで活躍する新進気鋭のアーティストや、こだわりの食や雑貨、ワークショップなどさまざまな人が参加する。