練馬区立南町小学校(練馬区練馬2)で5月31日、「練馬区障害者通所施設合同運動会」が開催され、区内16の通所施設の利用者約450人とその家族、職員、ボランティアなど総勢約1000人が参加した。
快晴となったこの日、約450人の通所施設利用者が赤組と白組に分かれて整列し開会式が行われた。選手を代表して、練馬区立大泉福祉作業所の高橋育子さん、芳賀由之さん、伊藤孝司さんが元気よく選手宣誓をした。
保護者や来賓ら約600人が参加したパン食い競争、徒競走、大玉送りといった競技が行われたほか、会場には練馬区社会福祉協議会キャラクター「ネリ―」も応援に駆け付けた。
50メートル走に出場したねりま第二事業所の相田洋介さんは、「1位が取れてとてもうれしかった」と笑顔で話した。実行委員会幹事長として参加した大泉福祉作業所の八木富士子さんは、同イベントへの参加は今年で4回目。「ボランティア、実行委員と利用者の皆が楽しみながら行え、皆さんのすてきな笑顔を見られて、とても感動した」と振り返った。
同イベントは通所施設間の交流、障がい者の社会参加などを目的に、区内にある民間や区立の通所施設から選出された実行委員が中心となって企画・運営している。通所施設で働く利用者がスポーツを楽しみ、自立に備える心と体を養うことに役立てている。