大泉学園周辺で3月10日、外国人籍を対象にした街歩きイベント「日本文化体験 in 大泉学園」が行われた。主催は「Next!練馬国際振興協会」。
同協会は、練馬の魅力を外国人に伝え、練馬区が世界中の人に住みたいと憧れる街になることを目指して活動している。東日本大震災後には外国人向けに、外国語版とやさしい日本語版の防災ハンドブックを制作、同区に住む外国人に渡す活動も行った。現在、同区には約1万4000人の外国人が住民登録をしている。
街歩きイベントは、外国人に日本文化の体験と地域住民と交流してもらうことで、互いの理解を深め、さらには同区の良さを知ってもらうことが目的。
今回は大泉学園の商店街と地元店主有志が立ち上げた団体「大泉宝店を目指す会」の協力で、大泉の街を歩きながら寺院見学・和菓子作り・日本酒試飲・もんじゃ焼き作りなどを体験。当日は外国人11人が参加し、「普段体験できない和菓子作りができて良かった」「商店街の人と会話をするのは初めてで楽しかった」などの感想が聞かれた。
「自治体や民間団体とも積極的に協働を働きかけ、今後もこのようなイベントを続けたい。2カ月に1回のペースでイベント開催を予定する」と同協会担当者。次回は6月、韓国料理教室を予定する。