練馬駅南口の商店街周辺で7月5日、子ども向け職業体験&街遊びイベント「練馬こども笑(しょう)店街」が開かれた。
江戸と仕事体験をテーマにする同イベントは今年で4年目を迎える。街中で仕事現場を見ることが少なくなった昨今、街に残された生産の場、商店街に焦点を当て子どもに仕事を体験してもらうことで生きる力につなげていくことを目的としている。
舞台は、街中の店舗前や神社、空きスペースなどを活用。「あそぶ・みる・はたらく」のカテゴリーに分け、金融機関などの企業から居酒屋、バーなどの飲食店や薬局、書店など商店街の店舗が参加。ほかにも寄席やステージなどで、さまざまなパフォーマンスが披露された。
子どもたちは、参加費500円で「通行手形」「地図」「100文銭 2枚」を受け取り、100文銭を使って各店で販売される団子、菓子、ラムネ、くじ、雑貨などを購入することができる。100文銭が足りない場合は、売り子、飛脚、忍者修業、パトロールなどの仕事を行い両替商で100文銭を受け取ることができる。
この日、開催時間直前まで雨が降る中、「曇りになることを信じて準備を進めた」とイベント担当者。予定していたゆるキャラの出演が見合わされるなどの影響もあったが、直前に雨が上がり、総勢約660人の子どもが街中を駆け巡り、イベントを楽しんだ。