練馬区は現在、障害のある人が手助けを求める時に提示する「ヘルプカード」を配布している。
同カードは、緊急連絡先や必要な支援内容などを記入し、障がいのある人が普段から身につけておくことで、緊急時や災害時、困った時などに周囲の配慮や手助けを求めやすくするもの。必要としている支援内容をうまく伝えられない人や、外見からは障がいがあることが分かりにくい人もおり、同カードを活用することで支援を必要としている人であることが分かりやすくなるという。
都では2012年、障がいのある人が都内で同カードを所持し、都内で統一的に活用できるよう共通のデザイン標準様式を策定。同様式にのっとり、同区では練馬区公式アニメキャラクター「ねり丸」が描かれた同カードを制作した。
区では、同カードを持っている人が困っている場合は、「まずは声を掛けてほしい」と呼び掛ける。「カードには手助けしてほしい内容や緊急連絡先が記入されており、その時の状況に応じて支援をお願いしたい」とも。
区内の総合福祉事務所、保健相談所のほか、障害者地域生活支援センターで配布する。