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としまえん跡地に「ハリー・ポッター」施設 2023年オープンに向け本契約締結

「ワーナー・ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ ハリー・ポッター」イメージ

「ワーナー・ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ ハリー・ポッター」イメージ

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 西武鉄道(埼玉県所沢市)が8月18日、としまえん(練馬区向山3)跡の一部を「ワーナー・ブラザース スタジオツアー東京 メイキング・オブ ハリー・ポッター」施設として活用する契約を締結したと発表した。

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 今月8月31日に閉園となる「としまえん」跡地では東京都が段階的な公園の整備を計画しており、同施設は公園整備のプロセスに合わせて建設する。

 同施設はロンドンに次ぎ世界2カ所目の開設となる体験型エンターテインメント施設で、映画「ハリー・ポッター」シリーズで使われた衣装や小道具などを室内展示する。来場者は、同映画シリーズの製作者が実際に設計し制作した象徴的な映画セットの数々を探索しながら、劇中のシーンの数々を実際に体験でき、原作本の世界観がどのようにスクリーンに再現されているかを知ることができるという。

 施設の広さは約3万平方メートルで、敷地内に設営する「サウンドステージ」と「バックロット」(屋外撮影用地)内の展示スペースを巡る所要時間は約半日。このほか、同施設入場口前の広場スペースには、映画に登場する魔法動物の彫刻を置いた造園エリア建設も計画している。

 ワーナー・ブラザースのアン・サーノフ会長兼最高経営責任者(CEO)は「かつてない体験型エンターテインメント施設、スタジオツアー東京 メイキング・オブ ハリー・ポッターを日本で展開できることをうれしく思う。幅広い年代のファンの皆さまが作品の世界観に触れ、ご自身でハリー・ポッターの『魔法ワールド』を体感できるユニークな仕掛けを用意する。 『としまえん』は緑地の美しい観光地として定評があり、『スタジオツアー東京』の建設場所として理想的な環境を備えている。この開発計画が、地域社会の皆さまの意向をくんで進められていることが大変重要であり、私たちも地域環境との調和を大切に、この素晴らしい取り組みを実現できることを楽しみにしている」と話す。

 西武鉄道の後藤高志会長は「ロンドンに続き世界2カ所目となる『スタジオツアー東京』を西武鉄道沿線である『としまえん』遊園地跡にお迎えできることを大変うれしく思う。 2023年前半予定のオープンに向けて、『スタジオツアー東京』の建設を関係者で協力しながら進めていくほか、今後ワーナー・ブラザースジャパンと西武鉄道はじめ西武グループ企業各社で連携して、豊島園駅の改修を含むさまざまなプロモーションプランを検討し、西武鉄道沿線のさらなるにぎわいを生み出し、価値向上に取り組みたい」と話す。

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