練馬駅北口周辺で10月18日・19日、「練馬アニメカーニバル2014」が開催され多くの参加者でにぎわった。
今年は練馬区に在住した漫画家・石ノ森章太郎さんの「サイボーグ009」誕生50年の年で、さらに練馬を舞台にしたアニメ「四月は君の嘘」(フジテレビ、ノイタミナ枠)の放送がスタートした年にあたり、同イベントのテーマ「レジェンドとフロンティアを遊びつくせ!」の「レジェンド」と「フロンティア」を感じることができるイベントになった。
練馬文化センター(練馬区練馬1)では、何度もアニメ化された「サイボーグ009」の上映と、それぞれの時代で担当した声優陣のトーク、「四月は君の嘘」の放送開始記念ステージ、ライブショーなどが開かれたほか、東映アニメーション劇場最新作「楽園追放-Expelled from Paradise-」の公開目前ステージとして、声優・古谷徹さんと監督・水島精二さんにより制作裏話が披露され、幅広い年代のアニメファンが駆け付けた。
そのほかの会場では国際アニメ映画祭の受賞作品の上映やアニメ制作資料の展示、プロアニメーターの指導による「アニメ教室」、アニメグッズが購入できるマルシェなどアニメ一色で彩られた2日間となった。
同イベントは、練馬区にとって重要な産業であるアニメーションを素材に、アニメーションをより楽しく身近に感じてもらうことと、アニメーション産業への理解を深めてもらうことを目的に開催するもので8回目を迎える。昨年までは「としまえん」(向山3)を会場としていたが、今年は「練馬文化センター」「ココネリホール」「平成つつじ公園」(以上、練馬1)で開催した。会場が分散されたことで、イベントを見に来ていた人からは「もっと会場間の誘導を分かりやすくしてもらえれば」という声もあった。