牧野記念庭園記念館(練馬区東大泉6)で11月15日から、企画展「未知の花を求めて-牧野富太郎が命名した希少な植物-」が開催される。
同園は世界的な植物学者で、練馬区に居を構え「日本の植物学の父」と呼ばれた牧野富太郎博士の住居跡を整備したもの。園内には300種類以上の草木類が植栽されており、スエコザサ、センダイヤ(サクラ)、ヘラノキなど、珍しく学問的にも貴重な植物も多数見ることができる。
ヤマトグサをはじめとして、多くの植物に学名を与え発表している牧野博士。同展ではどのような植物と出合い、興味を持ち、学名を付けたかを紹介する内容で、「アオテンナンショウ」「ノジギク」など日本植物画倶楽部会員が描いた植物画28点を展示する。
期間中、同園内で牧野博士が命名したヘラノキやモミジなどの紅葉が見頃を迎えるほか、ツバキの一種であるハツカリも美しい花を咲かせ、毎年多くの来園者でにぎわう。
開館時間は9時30分~16時30分。火曜休館(祝日の場合は翌日)。入館無料。12月28日まで。