多摩六都科学館(西東京市芝久保町5、TEL 042-469-6100)で現在、「KAGAYA写真展 富士と世界の星空」が開催されている。
プラネタリウム映像クリエーターでCG作家のKAGAYAさんは、豊富な天文知識と独自のアートセンスで宇宙と神話の世界を描くアーティスト。「デジタルペインティング」の先駆者で、透明感あふれる独特の色彩感覚は国内外で高い評価を集めている。天文普及とアーティストとしての功績をたたえられ、小惑星11949番はKagayayutaka (カガヤユタカ)と命名されている。
KAGAYAさんの写真作品を展示する同展。星空だけでなく、富士山頂火口の高画質パノラマ写真、アイスランドやイースター島など世界各地で収められた夜空の風景も並ぶ。3Dマッピング投影で富士山の模型が彩られる演出も。最終日にはKAGAYAさんも来館を予定している。
同館のドームスクリーン「サイエンスエッグ」では、KAGAYAさんが制作し、今年の「国際科学映像祭」の人気投票で1位に選ばれたドーム映像「富士の星暦」を上映している。高精細映像で見るダイヤモンド富士、パール富士、迫力の空撮映像、山頂からの眺望など。3年間にわたって撮り続けた富士の絶景を楽しむことができる。KAGAYAさんが現在制作中の最新作「オーロラの調べ」のパイロット版(数分間の特別先行版)も同時上映。
開館時間9時30分~17時。入館料は、大人=500円、小人=200円など。来年1月12日まで。「富士の星暦」は当面の間、上映する。