練馬文化センター(練馬区練馬1)で1月31日・2月1日、「全日本ポップス&ジャズバンドグランプリ大会~ALL JAPAN SWING BRASS SUPER LIVE 2015~」が行われた。
若い演奏家の技術向上と吹奏楽の新たな可能性を探ることを目的に行われる同大会は今回で2回目。31日はソロ・アドリブ部門で、6人のソリストがプロのビッグバンド「ザ・ブルースカイオーケストラ」をバックに演奏。1日は団体部門で、小学校から高校生まで全国から強豪12校の吹奏楽団が集まり、日頃の練習成果を披露した。特に団体部門では、演奏だけでなくダンスなどさまざまなパフォーマンスで会場が盛り上がった。
ソロ・アドリブ部門のグランプリは、コンガで「リベルタンゴ」を演奏したひごたくみくん(12歳、神奈川県)に決定。トロフィーと賞品、モントルー・ジャズ・フェスティバル出演のための推薦権を獲得した。
団体部門のグランプリは、小学校・中学校の部では東京都府中市立府中第四小学校ハーモニーブリーズジャズオーケストラ、高等学校の部は浜松海の星高校が2年連続で受賞した。
今回は、練馬区が舞台のアニメ「四月は君の嘘(うそ)」(フジテレビ「ノイタミナ」枠で放送)とコラボし、団体部門の課題曲にアニメの前期オープニング・テーマ曲でGoose houseの「光るなら」を追加。参加校のうち3校が同曲を選択し演奏を披露した。
ゲストで同アニメの主人公・有馬公正役の花江夏樹さんは「本当に楽しんで演奏していることが伝わった。原曲に負けないくらいガツンと来るものを感じ笑顔になった」、相座凪役の茅野愛衣さんは「とても素晴らしく、ノリノリになる演奏だった。今の吹奏楽のパフォーマンスがすごい。踊ったり、旗を振ったりいろいろなことをできるので演奏家でありつつ役者だなと思った」とそれぞれ感想を述べた。
「四月は君の嘘」賞も用意され、東海大学付属高輪台高校が受賞。授賞式では花江さんが「音楽がカラフルに色付いていた」と作中のせりふを贈った。