練馬区は3月19日、「よりどりみどり」をスローガンに緑あふれる同区のさまざまな魅力を区内外に発信することを目的に「Yori Dori Midori 練馬」プロジェクトを始めた。

CMのワンシーンに練馬区立美術館の熊のオブジェ

　23区一の緑被率を誇る同区ならではの「みどり」にこだわった同プロジェクト。「みどり」を通じて「よりどりみどり」と感じるさまざまな魅力を区民だけでなく全国に発信し、同区のイメージを一新する狙いだ。

　現在始まっている第1弾キャンペーンでは、「みどり」をテーマに写真を募集している。応募条件は同区内で撮影したもので、写真に緑色が入っていることとし、樹木や植木だけでなく人物、場所、道具、車両なども可能。集まった写真は同プロジェクサイトで紹介するほか、6月～7月ごろにモザイクアート制作や写真展を実施する。

　さらに絵の具メーカーと共同で、写真から抽出した緑色をつかったオリジナルの緑色「ねりまグリーン（仮）」を数色開発。絵の具として実物化し、今後のキャンペーンに活用する。

　写真は同区在住・在学・在勤に限らず、誰でも応募できる。何点でも応募可能。応募方法は同サイトで確認できる。5月31日まで。

　同プロジェクト開始に合わせてCMを放送。撮影は区内で行われ、石神井公園、としまえん、日本大学芸術学部、練馬区立美術館、みどりバスなど、区内のさまざまなスポットの「みどり」にフォーカスを当てた内容で、これから写真を撮影する際の参考にもなる。人間国宝で練馬区名誉区民の狂言師・野村万作さん、区在住の日テレ・ベレ―ザの荒川恵理子さんも出演するほか、練馬が舞台のアニメ「四月は君の嘘」のシーンも挿入されている。西武線車内ビジョン、映画館、ユーチューブなどで放送する。

　第2弾キャンペーンでは「ねりまグリーン（仮）」を使って、区の独立記念日である8月1日に、区内のさまざまなスポットを区民とともに紹介していく区民参加型のTVCMを制作、放送予定。区外へも放送することで、同区の魅力をさらにPRする。