練馬区内の小中学校で12月7日・8日、給食に練馬大根メニューが登場した。
この日提供された練馬大根は、前日6日に行われた「練馬大根引っこ抜き競技大会」で収穫したもの。収穫した練馬大根4800本のうち約4000本が使われ、全99校の給食に提供された。
メニューはスパゲティに練馬大根おろしとツナをのせた「練馬スパゲティ」のほか、五目ご飯にせん切りにした練馬大根と葉を加えた「練馬ごはん」、豆腐の代わりにボイルした大根を使った「麻婆大根」、おでんといったメニューで提供。中でも「練馬スパゲティ」は子どもたちに人気のメニューで区立小中学校の約8割が練馬大根の調理方法として採用している。
同スパゲティを提供した光が丘四季の香小学校では、児童が栄養士から練馬大根と青首大根の違いについて説明を受けた後、給食を味わった。パスタが大好物という男子児童は「給食で練馬スパゲティが食べられるのを楽しみにしていた。練馬大根は収穫するのが大変だと聞いたので、作ってくれた農家の人に感謝して残さないようにしたい」と話し、給食を平らげていた
区では、練馬大根を学校給食として地元の子どもたちに味わってもらうことで練馬大根を知ってもらい、食育を推進することが目的。毎年11月に練馬産キャベツ、12月に練馬大根を全99校へ届けて一斉給食を実施している。