関区民ホール(練馬区関町北1)で3月13日、東日本大震災被災地の復興と被災者の生活復興を支援するチャリティーコンサートが開かれた。
同コンサートは2011年度から開催し今回で7回目。毎年満席になる同コンサートではこれまで、98万9,130円の義援金が集まり、日本赤十字社を通じて被災地に寄付している。
演奏する音楽プロデュース団体「リム・インターナショナル」は国立音楽大学卒業生を中心に1991年に設立。高齢者施設や病院などで音楽療法やコンサートを展開している。
当日は、ピアノ、トロンボーン、マリンバ、クラリネットによる、ロッシーニの「ウィリアムテル」、ショパンの「子犬のワルツ」などのクラシックの名曲を演奏したほか、野菜を楽器として演奏するパフォーマンスを披露した。来場者約170人は驚きの声を上げ、コンサートを楽しんでいた。
来場者は「震災から5年もたってしまったのかと驚いている。東日本大震災を忘れないためにもこのような取り組みは続けてほしい」と話す。
この日は、復興を願って「花は咲く」、「仰げば尊し」を出演者と来場者の全員で合唱し、復興支援の募金は、18万5,929円が集まった。