練馬・石神井氷川神社(練馬区石神井台1)で5月20日、アート・クラフト・音楽・食などの複合イベント「井のいち」が開催された。主催は、井のいち実行委員会。
昨年の大雨とは一転、当日は天候に恵まれ、多くの来場者が地元クリエーターたちとの触れ合いを楽しんだ。「前回の大雨でもそれなりの来場数があったので、晴れたらすごいことになるかも」(同実行委員の町田さん)と予想していたところ、予想以上の来場数で1000枚用意したチラシはすぐに無くなったという。
会場では、手作りの陶磁器、木工作品、ドライフラワーなど、さまざまなジャンルのブースが並び、パンやかき氷、ドリンクなど飲食の販売ブースでは長蛇の列も見られた。
今回新たに企画した「森の図書館」では、氷川神社境内裏手にある緑豊かな場所に、ダンボールで組み立てた「図書館」が作られた。中には練馬区立図書館の閲覧用の本、外側には販売用の本がディスプレーされた。木漏れ日の中、自然を感じながら読書できる空間に、大人も子どももゆったりとした時間を楽しんだ。「会場やツイッターなどでも、『森の図書館』の評判は良かった」と町田さん。
「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」さんによるワークショップ「森のへんてこ動物パレード」では、子どもたちがダンボールなどで作った「へんてこ動物」のお面をかぶり、太鼓のリズムに合わせてパレードを行い、会場を沸かせた。「いろんなもののつながり」をテーマにする同イベント。「このパレードは、主催と出展者、参加者が一体感を感じられた場面の一つだった」と話す。
「今後も長くずっと続けていくことを目指したい」と町田さん。「井のいちは年に1回だが、8月には同会場で行われるイベント『ちゃが馬七夕』にも協力する」という。