練馬区で8月9日、最高気温37度を超える暑さとなったが、今年の最高気温記録更新とはならなかった。
太平洋側を通過した台風5号とフェーン現象の影響により各地で観測史上最高気温、今年最高気温を更新した同日、都内では青梅で38.1度、羽田・八王子・府中が38度を記録した。都内で38度を超えたのは今年初めて。
練馬の8月9日の最高気温は13時12分の37.4度で、今年の最高気温となる先月7日の37.7度に0.3度届かなかった。過去10年間の最高気温は2004年7月20日に記録した39.5度(気象庁発表データによる)。
練馬のアメダス観測所は石神井松の風文化公園内で、2012年12月に武蔵大学・江古田キャンパス敷地内から移転した。周辺に高層の建物が建った影響で風通しが悪くなり正確な観測が難しくなったことが移転の理由で、移転で「気温が下がるかも」との声も上がっていたが変化は見られない。
同区では現在、猛暑にホームページで「水分補給と暑さを避けることが大切」と熱中症への注意を呼び掛けている。