練馬区内で収穫した秋冬産キャベツが10月26日、「ねり丸キャベツ」として市場へ初出荷された。
キャベツ農家51人で組織するJA東京あおば野菜流通協議会が、区内で生産したキャベツをブランドとして売り出すため「ねり丸キャベツ」と名付けたもの。
区の公式アニメキャラクター「ねり丸」を活用することで、販売量の拡大や消費者に親しみを持ってもらうことが狙い。PRのため、キャベツの出荷箱やのぼり旗、ポスターにねり丸を掲載。各卸売市場に掲示し、周知を図っていく。
この日、ねり丸キャベツをべじふるセンター練馬(練馬区高野台2)に初出荷した農家の井之口喜實夫さん・勇喜夫さんは、「9月は長雨が続き日照不足で生育が遅れたが、できる限りの手を尽くし、おいしいキャベツを作るよう心掛けた。ねり丸の出荷箱でキャベツを届けたい」と話した。
練馬産キャベツの生産量は都内第1位の1973トンで、都内産キャベツの20%を占めるなど区を代表する野菜。来月には区内小中学校の給食で提供される。