練馬区は12月15日、10年間寄付活動を続けている「アンテンドゥ」(練馬区北町5)へ感謝状を贈った。
同社は1985(昭和60)年4月、パン・洋菓子製造販売業として創業。区内4店舗のほか、首都圏に合計29店舗を展開している。2007年度以降毎年、青少年健全育成のための寄付金を送っており、今回が10回目となる。寄付金は、同社から100万円、同社の井戸勤会長個人から50万円(2007年度は30万円)で、累積額は1,480万円。区では、長年にわたる支援に対して感謝の意を表し、同社と井戸会長に感謝状を贈呈した。
青少年育成活動に対する寄付を行っているのは、同社のみ。区ではこの寄付を区内17の青少年育成地区委員会に分配している。各地区では、地域の青少年を対象としたサッカー大会、百人一首・かるた大会、子どもフェスティバルなどの事業の運営や備品購入などに毎年活用している。
区役所で行われた受領式で井戸大通(ひろみち)社長は「10年前に現会長から社長を引き継いだ時に、社会貢献として、未来を担う子どもたちのために、寄付を通じて青少年の健全育成に貢献していきたいと思い、寄付を始めた」と話した。
前川燿男(あきお)練馬区長は「区の青少年の健全育成に対して長年にわたり支援を賜り、感謝を申し上げる。各地区に青少年育成事務局があり各地域で活動している。今後も青少年健全育成活動にご理解とご協力をお願いしたい」と話した。