としまえん(練馬区向山3)は3月24日、回転木馬「カルーセルエルドラド」の製造110周年を記念した記念ロゴマークとポスターを発表した。
1907(明治40)年、ドイツの機械技師ヒューゴー・ハッセによって造られたカルーセルエルドラド。ヨーロッパ各地のカーニバルを巡業し1911(明治44年)年、米国ニューヨーク市コニーアイランドの遊園地「スティープルチェイス」に送られる。
その後64年の間、アメリカで愛されてきた歴史を踏まえ、ロゴマークは「『古き良きアメリカ』をイメージしたデザインとし、来年3月まで広告物、パンフレットなどに使っていく」と同社広報担当者。
ポスターは、その時代を代表するマリリン・モンローと、実際にエルドラドに乗った記録が残されている第26代大統領セオドア・ルーズベルトを起用し、「『Happy Birthday Mr.El Dorado』古き良きアメリカからニッポンへ。世界を渡って、回りつづけて110周年。回転木馬 カルーセル エルドラド」のキャッチコピーと共に、西武鉄道主要駅で展開する。
1964(昭和39)年に「スティープルチェイス」は閉園し、解体され倉庫に収められていたが、5年後にとしまえんが購入。1971年(昭和46)年、2年の改修を経て再び回り始めた。2010年には、日本機械学会より「機械遺産」に認定された。