石神井公園駅近くのそば店「蕎麦(そば)に銘酒 野饗(のあえ)」(練馬区石神井町3、TEL 03-5393-6899)が現在、同区内でそばの栽培を目指す「そば栽培を応援する会」のメンバーを募集している。
もともと酒中心のライターをしていた店主の山越龍二さんが「飲食店を始めたい」と昨年4月に開いた同店。日本酒がおいしく飲める業種を考えた末、そば店にたどり着いた。
開店後、北海道から鹿児島まで各地のそば粉を試しているうちに、「自分で育てたそばを打ってみたい」と自らそば栽培を行うことを目指すことになったという。昨年から茨城、長野、福島などのそば専門家と会う機会を多く設け、いよいよ今年、区内で畑を借りそば栽培をスタートする。
それに伴い、山城さんは「同プロジェクトを応援してくれる方、力を貸してくださる方を募集したい」と「そば栽培を応援する会」を立ち上げた。
入会金は3,500円。会員には、収穫したそばで作った盛りそばのほか、小鉢、ドリンクを1杯サービスするという。集まった費用は、「機械などの燃料費、そば栽培や養蜂などにかかる費用に充てたい」とも。8月27日に種まき、11月19日に刈り取りを予定しており、畑仕事の手伝いも会員の中から募集している。
現在、店頭とファクスで入会を受け付けている。来店できない場合は、「電話で問い合わせてもらえればファクスで申込用紙を送る」とも。募集人数は定めていないが、「予想収穫量は約50キロなので100人くらいまで」とも。
営業時間は11時30分~14時、17時30分~22時(日曜のみ11時30分~20時)。月曜・火曜定休。