都立石神井公園内の石神井城跡(練馬区石神井台1)で現在、「石神井城跡発掘パネル展」が開かれている。
毎年10月~11月に都内にある文化財などを紹介する「東京文化財ウィーク」の一環。期間中、主郭内(かくない)の「堀」「土塁(どるい)」「内郭(ないかく)」など主要部分の発掘調査の成果などをパネルで解説するほか、普段一般公開していない城跡の中心部へ入り、地形を体感できる。
石神井城は、中世に活躍した豊島氏が拠点とした中世城郭で、石神井川の水源の一つである三宝寺池と南の石神井川に挟まれた台地の上に位置している。空堀や土塁などの痕跡が比較的良く残っており、文化財保護のため通常は一般公開されていない。
観覧時間は9時30分~16時30分。11月5日まで。
隣接の石神井公園ふるさと文化館(石神井町5)では、城跡から発掘された出土品の一部を実物展示している。開館時間は9時~18時。月曜休館。観覧無料。