練馬区教育委員会が2月13日、「金乗院山門」(練馬区錦2)と「山口家資料」を区の登録文化財に認定した。
区では、貴重な文化遺産を守り後世に引き継いでいくため、1986(昭和61)年3月に「練馬区文化財保護条例」を制定し文化財の指定・登録を行っている。登録文化財の中で特に価値が高いものが、指定文化財として指定する。練馬区の登録文化財は212件、うち指定文化財は46件となった。
「金乗院山門」は薬医門形式で前に本柱が2本、後ろに控え柱が2本あり、本柱が門の中心線上から前方に出ている。部材の装飾には江戸時代後期の特徴がある。
「山口家資料」は、川越街道沿いの北町で、練馬三陽種苗商会として種子屋を営んでいた山口家に伝わった民具・写真類・文書類の743点。大正期から昭和期の種子屋に関する写真や商売用具が多く残っているのが特徴。
「五十嵐家文書」の一部は3月1日~5月12日、石神井公園ふるさと文化館(石神井町5)で特別展示を行う。