インターネットでオリジナルフォトパネルを作成できるオンラインサービス「フォトビーナス」が8月1日、開設して2カ月を迎える。経営はダブルステップ（練馬区石神井3）。

ぷっくりとした立体感が特徴のフォトパネル

　デジカメやスマートフォンで撮影したデジタルデータを基に、オリジナルフォトパネルを制作することができる同サイト。立ち上げたのは、1児のママである西友佳子さん。

　もともと2006年2月に学生時代の友人・市川仁一さんと脱サラし、バー＆カフェ「スプラウト」（同）を共同経営で始めた西さん。マスターの市川さんと2人体制で5年間務め、昨年2月に産休で店を離れたことをきっかけに、「育児をしながらでもできる事業を考えた」と振り返る。

　西さんの幼少からの親友にフォトパネル制作者を紹介してもらい、市川さんに新事業として提案した。今年4月にフォトビーナス事業部を立ち上げ、事業部長に西さんが就任した。「営業経験はないが、自分が良いと思えるものはおすすめできる。『スプラウト』にいた時に、それは実感しているので何とかなるのではと考えた」と西さん。

　フォトパネルは、木材に写真を張り付け何層ものアクリル加工を施したもので「通常のラミネート加工ではなく、アクリルを使用しているので美しい透明感と立体感が感じられる」と説明する。「デジカメやスマートフォンで子どもやペットの写真を撮る機会が増えたが、整理できずにいる人はいっぱいいると思う。大切な写真は形に残した方がやはりいい。ぜひ大切な記念やプレゼントに利用してほしい」と話す。

　料金はSサイズ＝3,500円（12×12センチ）、Mサイズ＝5,000円（12×17センチ）、Lサイズ＝7,000円（20×20センチ）。送料別。申し込みはホームページから受け付ける。納期は約4週間とし、プロのデザイナーによる写真加工と職人による手作りで制作する。「一つ一つ丁寧に制作し、さらにアクリルを重ねていくため少し時間がかかる」

「実際にサンプルを手にしてほしい」と8月5日、石神井氷川神社（石神井台1）で開かれるイベント「ちゃが馬七夕」に出店する。石神井在住のカメラマン佐藤朗さんとのコラボで、当日写真撮影を行い、フォトパネル作成を受け付ける。撮影料金は500円、パネル制作費はイベント特別料金で制作する。「ホームページだけでは伝わらない部分もあるので、実際に見て体験してほしい」と西さん。開催時間は16時～。