石神井公園ボート池で8月4日、毎年恒例のイベント「灯篭(とうろう)流しの夕べ」が開かれた。主催はパークロード石神井(石神井公園商店街振興組合)。
今年で62回目となる同イベント。「私たちの先代が地域活性のため始めたイベントだった」とパークロード石神井の大野さん。「昔は灯籠流しではなく4つの商店街が大きい灯籠を作ったり、河童踊りなどで池に飛び込んだりと商店街同士で競争しあったイベントだった。最近は大掛かりなイベントを行い辛い時代ということもあり、一般参加型に変わっていった」とも。
用意された灯籠は500個。参加者は灯籠に願い事や祈り、イラストなどを描いて池に浮かべ、普段の池と違った光景を楽しんだ。花火が打ち上げられると歓声が上がる場面も。「昔は大掛かりな花火を上げていた時代もあったが住宅事情もあって難しくなった。小規模でも花火を打ち上げて来場者に喜んでもらいたい」と大野さん。
イベントには、今年の「照姫まつり」の主役3役、照姫(古園まりなさん)と豊島泰経(鍋島英視さん)、奥方(西脇尚美さん)も浴衣姿で参加。豊島泰経は「いい雰囲気で、家族ともども楽しませてもらった」と感想を語った。