練馬区ゆかりの漫画家によるトークイベントが8月5日・6日、大泉学園ゆめりあホール(東大泉1)で開かれる。
4月、石神井公園ふるさと文化館(石神井町5)の館長に就任した漫画家の村上もとかさん発案による同イベント。練馬区には多くの漫画家が住み仕事場もあり、数多くの作品も生み出されてきたことから、漫画を生かした取り組みを始めたいと企画した。
5日はちばてつやさんと村上もとかさんが、6日は新谷かおるさんと武論尊さんが、それぞれトークを行う。
ちばてつやさんは、1968(昭和43)年に「あしたのジョー」(原作=高森朝雄さん)を連載し社会現象を巻き起こした。ほか代表作は「おれは鉄兵」「あした天気になあれ」など。2017(平成29)年に練馬区名誉区民に選定されている。村上もとかさんはスポーツから歴史漫画、少女漫画などさまざまなジャンルの作品を描いている。代表作に「六三四の剣」「龍-RON-」「JIN-仁-」など。
新谷かおるさんは、松本零士さんのアシスタントを務め、デビュー後は繊細な人物表現と緻密なメカニックの描写で独自の世界観の作品を描く。代表作に「エリア88」「ふたり鷹」など。武論尊さんは漫画原作者として活躍。今回のトーク相手で新谷さんの「ファントム無頼」の原作も担当した。代表作に「北斗の拳」(作画=原哲夫さん)など。
区の文化・生涯学習課の担当者は「区は映画やアニメなどの特色を生かしたイベントを行ってきた。新たに漫画を生かした取り組みを始めることで、区と漫画のつながりを楽しみながら知ってもらいたい」と期待を寄せる。
参加は抽選で申し込みは6月30日まで。申し込みは往復はがき・ウェブサイトで受け付ける。
同日、同施設内のゆめりあギャラリーでは、複製原画の展示やキャラクターの描き方を学ぶワークショップ(要事前申し込み)を行うほか、漫画家による似顔絵制作コーナーも設ける。