練馬区は9月17日、区独自の幼保一元化施設「練馬こども園」を新たに6園認定した。
同施設は2015(平成27)年度に全国初の取り組みとして創設し、預かり保育を行う私立幼稚園に対して区が独自に認定している。2歳児までを対象とする小規模保育所などからの卒園児を受け入れ、3歳からは預かり保育のある幼稚園に通わせたいという保護者のニーズに対応する。子どもの教育や保育に対して保護者の選択の幅が広がり、共働き家庭なども利用している。
今回認定された園は、「大泉幼稚園」(東大泉1)、「上石神井幼稚園」(石神井台8)、「石神井南幼稚園」(下石神井4)、「練馬幼稚園」(高松1)、「寿福寺幼稚園」(春日町3)、「寿福寺第二幼稚園」(春日町4)。4園が9時間以上の預かり保育を実施する短時間型で、2園は元々短時間型で認定されていたが、新たに3歳未満児を預かる低年齢型を追加し受け入れ枠を拡大した。
区内で認定された園は38園中30園となり、来年度からの定員枠は全園で2215人となる予定。区では同施設の開設準備経費補助と職員への家賃手当補助を継続し、さらなる拡大を図っていく。