東京2025デフリンピックでメダルを獲得した山田真樹選手、森こころ選手、山田瑞恵選手、原口凌輔選手が12月22日、練馬区役所で「練馬区民栄誉賞」を受賞した。
山田選手は陸上男子400メートルで同大会日本人第1号となる金メダルを獲得したほか、1600メートルリレーで金メダル、200メートルで銀メダルを獲得。森選手は初出場で空手女子形団体戦金メダルを獲得。4度目出場となる山田選手は卓球女子団体で銀メダル、女子ダブルスで銅メダルを獲得。原口選手はサッカー男子で大会史上初のメダルとなる銀メダルを獲得した。
顕彰式では、表彰状と副賞を手渡した前川燿男練馬区長が「世界最高のひのき舞台で最高の活躍をされたことを心からお祝いする。皆さんの活躍は練馬区民の誇り」とあいさつした。
山田選手は「これからも練馬区民として誇りを持ち行動していきたい」、森選手は「学生として、文武両道で文でもメダルが取れるように頑張りたい」、山田選手は「たくさんの応援とサポートに感謝している。デフスポーツをもっと広めていきたい」、原口選手は「2年後のワールドカップと4年後のデフリンピックで金メダルを取れるよう頑張りたい」と、それぞれ意気込みを話した。
区内での思い出や出来事について、子どもの頃、豊島園プールに遊びに行った思い出があるという山田選手は「豊島園周辺は随分と変わったが、自分はハリー・ポッターに似ていると言われたことがあり、この間スタジオツアー東京に遊びに行くことができた」と話した。森選手は「小さい頃から練馬区内の練習や大会に参加していたので光が丘は練習場のイメージ」と振り返り、「学校に通っているので、時間があれば家や学校の周りで店などいろいろ見てみたい」とも。山田選手は「練馬区にはおしゃれなカフェやおいしい店が多い。最近カフェ巡りを始めたが交通の便も良くどこにでも行きやすい」と話し、「練習場では『今日も頑張ってね』と温かい声をかけてもらえるので、頑張ろうという気持ちになる」と感謝した。豊玉南小学校、開進第二中学校出身の原口選手は「以前は土だった練馬総合運動場公園や大泉さくら運動公園は人工芝になり、練習場は昔と比べて環境が変わってきた。練馬区は緑が多く、特に四季の様子が変わる公園が好き」と笑顔を見せた。