「中学生の税についての作文」コンクール受賞者が12月18日、練馬西税務署で一日税務署長を務めた。
中学生に税への関心を持ってもらうことを目的に、国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が毎年行う同コンクール。同署管内では中学校14校から作文1534編の応募があり、練馬西税務署長賞を受賞した加藤莉帆さん(3年)と安斎佑哉さん(同)が一日税務署長に就任した。
川村貴史署長から委嘱状と名刺、たすきを交付された加藤さんと安斎さんは緊張した様子だったが、たすきを掛けられると笑顔を見せていた。この日は慣れない手つきで名刺交換をしたり、電子模擬決裁をしたり、担当者に教わりながら業務を体験していた。
最後に受賞作文を訓示として署員の前で朗読。題名「今も、そして大人になっても」を書いた加藤さんは「税金は皆がお互いに分かち合い、より良い社会をつくっていくためにある。これだけは全ての人に忘れないでほしい」と話した。題名「若い世代と税金の関わり」を書いた安斎さんは「若いうちから税について学び、考え、責任を意識することが必要。税の意味を意識し、社会の一員として自覚を持ちながら成長していきたい」と話した。朗読した2人には職員から大きな拍手が贈られた。