練馬駅近くの練馬文化センター(練馬区練馬1、TEL 03-3993-3311)で9月22日、俳優・篠田三郎さんによる朗読会「篠田三郎 朗読の世界」が開かれる。主催は練馬区文化振興協会。
昨年11月、「大泉学園ゆめりあホール開館10周年記念朗読会」として大泉ゆめりあホール(176席)で篠田さんの朗読会「藤沢周平作品を読む」を開催したところ、900件以上の応募があり、今回はその反響に応えて練馬文化センター小ホール(588席)へと規模を拡大。
「昨年は、たくさんの応募があったため急きょ2回公演に変更したが、それでも半分以上の方を落選させてしまった。今回はより多くの方に聞いてもらえるのでは」と同協会・文化事業係の菅野さん。
篠田さんは1948(昭和23)年、東京生まれ。1966(昭和41)年、映画「雁」でデビュー。1974(昭和49)年「ウルトラマンタロウ」の主人公・東光太郎役を演じた。その後も多くの映画、テレビ、舞台などで活躍。朗読は、NHKラジオの「おはなしの旅」で世界の名作を紹介しているほか、藤沢周平作品の朗読を多く行っている。
作家・藤沢周平は「蝉しぐれ」「たそがれ清兵衛」などの時代小説で国民的作家と称される。長く練馬区に住み、そこから数々の名作が生まれた。亡くなるまでの約20年間、大泉学園町に在住していたことから大泉図書館(大泉学園町2)には藤沢周平コーナーが設置されている。
内容は2部制で、第1部は小学校~高校生向けに「NHKおはなしの旅」から童話3作品「幸福な王子」「赤い蝶」「きつねの窓」を朗読。第2部は大人向けに藤沢周平作品「用心棒日月抄」から「犬を飼う女」を朗読する。
開演は第1部が11時~(開場10時30分)、第2部は14時~(開場13時30分)。料金は各500円(全席自由)。チケットは同協会(TEL 03-3948-9000)のほか、練馬文化センターと大泉学園ゆめりあホール窓口などで購入できる。