練馬区内のスタジオで7月30日、練馬在住のキャラクター「Q（通称「そたいくん」）」が宣材撮影を行い本格始動宣言を行った。

宣材撮影中の様子

　「そたいくん」は現在、練馬経済新聞も製作委員会に加わるウェブ番組「ふなQ」に出演しているキャラクター。Qは「クエスチョン」や「クエスト」のQで、「そたいくん」はさまざまなヒーローを演じてきた中身という意味で付けられたあだ名。

　同番組ではCGキャラクターで出演しており、リアル版は7月7日の船橋オートレース場でデビューしたが、その後目立った活動は無かった。「今後は練馬区内のほか各地のイベントで本格的に活動を始めていく」と宣言する「そたいくん」。

　「そたいくん」の目標は防災ヒーローを目指すこと。本人が阪神・淡路大震災を経験したことが大きな理由で、ヒーローやキャラクターを使って「被災地を明るくしたい」、防災意識を高めるための「防災啓発活動をしたい」と強い志を持つ。その後、さまざまなヒーローを演じ、防災啓発活動も行ってきたが仕事中に前十字靭帯（じんたい）断裂で思うように動けない体に。「手術後も無理して活動してきたが本当に無理が出てきた」といい、派手なアクションが必要なく、話すことで自分の思いを伝えることのできるキャラクターとして「そたいくん」が誕生した。

　現在はスーツ姿だが、今後は防災ヒーローとしての姿への変身を目指しており、「実現のため、クラウドファンディングなどを活用しファンと共に育てていきたい」という。

　7月26日放送のテレビ番組「情報ライブ ミヤネ屋」で、次世代キャラとして「笑いあり、相談に乗る深夜ラジオのDJのような兄貴系キャラ」と紹介された。「話すことは大好き。ラジオは今後やってみたい」と意気込みを見せる。

　練馬での活動は、児童館などで子ども向けの活動を考えており、「ねりパパのネリマックスとも共演したい」と話す。