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練馬産ソバ、今年も収穫成功-東京産3種の食べ比べイベントも

刈り取りは手作業。花が残る「早刈り」で収穫

刈り取りは手作業。花が残る「早刈り」で収穫

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 練馬区でソバ栽培を目指すそば店「蕎麦に銘酒 野饗(のあえ)」(練馬区石神井町3、TEL 03-5393-6899)が11月2日、石神井台の畑でソバの収穫を行った。

天日干しの様子

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 昨年、練馬産ソバの収穫に成功した同店が、今年8月に企画した種まき体験でまいた同ソバ。1週間もしないうちに芽が出て9月にはソバの花で満開となった。「発芽や育ちの違いを見てみたい」と、福井県丸岡産の通常に購入できる種と農家で厳選された特別な種を植えたほか、足踏みし土を固めた部分を作ったり変化を加えてみたりしたが、「特に大きな変化はなかった」と店主の山越龍二さん。

 今回は収穫方法による違いを見るため丸岡産にならい、ソバの半分は花や緑色の実が残る状態で刈る「早刈り」で収穫。「早刈り」のソバは色・香り・味が良いとされており、「同じ種で、早刈りと完熟の違いが楽しめそう」と話す。残りは今月末ごろに刈り取りを行う。

 この日、収穫したソバは石神井氷川神社(石神井台1)で約1週間天日干しした後、全て手作業で脱穀・石抜き・殻むき・選別を行う。ソバは区内のほか、檜原村、板橋区内の畑で栽培しており、今月中に全ての収穫を行う予定という。

 収穫量は約10キログラム程度見込めるため、同店で東京産のソバと日本酒のイベントを企画。料理は前菜3品、酒肴(しゅこう)盛り合わせ、東京産十割そば3種。酒は、「練馬金子ゴールデンビール」1本、日本酒は9つの蔵元から用意した各銘柄を5勺(しゃく)グラスで1杯ずつ提供する。開催日時は12月6日(19時~)、7日・8日(18時~)。参加料は6,000円。予約は店頭、ホームページなどで受け付ける。

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