練馬区役所で4月8日、練馬区社会福祉法人設立認可書交付式が行われ、昨年4月の東京都からの権限移譲後、練馬区としては初めて社会福祉法人の設立を認可した。
社会福祉法人は、社会福祉法に基づき、社会福祉事業を行うことを目的とし所轄庁の認可を受けて設立される公益的な法人。今回、認可を受けた「未来こどもランド」は、これまでNPO法人として、区内2カ所の保育所の運営や学童保育、子育て広場、障害通所事業など幅広く社会福祉事業を実施している。同団体は2013年度当初から、社会福祉法人認可に向けて区と協議を重ねてきた。今年2月、正式に社会福祉法人設立認可申請書を提出、区の審査委員会の審議を経て、今回認可に至った。区が所轄する25番目の社会福祉法人となった。
認可書が交付されると、栗原三津子理事長は「法人理念である『子どものため、保護者のため、地域のため』を掲げ、練馬区の子育て支援の中核となり、さらには乳児から高齢者まで全ての地域の人々の福祉増進に寄与できるよう全力で取り組みたい」と決意を語った。