重度障がい者を対象とした民設民営の田柄福祉園(練馬区田柄3)が6月1日、開設される。運営は東京援護協会(千代田区)。
区ではこれまで、障がいのある人の日中活動の場を拡充し、地域で自立した生活を支援するため、計画的に福祉園(重度障がい者対象の生活介護)を整備してきた。今回は、都有地を活用し民間法人が整備・運営する初めての民設福祉園となる。
運営は民間法人が行うが、区立福祉園と同様な職員配置、通園バスの送迎などを行うため、区も運営支援などを行う。さらに利用時間の柔軟な対応など、民間法人ならではの支援が展開されることとなり、障がいのある人の地域生活の充実が図られる。
同施設開設により、区内の福祉園は8園、総定員数387人となる。重度障がい者を対象とした同種施設数は足立区と並び都内最多となり、総定員数は江戸川区に次いで都内2番目となる。
開設当初の利用者は21人。今後は区立福祉園と同時期に利用者を募集し利用の希望に応える。7月10日に予定する障がい者自立支援施設利用説明会で利用方法などを説明する。