練馬区立大泉橋戸公園(練馬区大泉町2)内の水田で6月13日・16日、周辺小学校3校の児童が田植えを体験した。
水田は、「橋戸田んぼ」として親しまれた地域の風景の復元を望んだ周辺の小学校や地域団体の強い要望を受け、区が園内に残る弁天池の湧き水を活用し、かつて白子川流域で行われていた水田を復元整備したもの。水田面積は230平方メートルで6枚の田んぼに分かれている。
田植えは2012年度の開園以来、毎年周辺の小学校の児童が行っている。管理運営は、地域団体の「橋戸水田自主管理会」が主体となり、児童への田植え体験指導をはじめ、除草や水量調整といった水田の全般的な維持管理を行っている。
この日は、同管理会があらかじめ園芸用ポットで育てておいた苗を、児童が田んぼに入って手で植えた。子どもたちは、「苗が倒れないようしっかり埋めて」「足が抜けなくなったら、かかとを少し持ち上げると抜ける」などのアドバイスを受けながら泥の中での作業に奮闘した。
田んぼから上がった子どもたちからは、「ぬるぬるして面白かった」「もう一回やりたい」と笑顔がこぼれた。秋には稲刈り体験も行い、収穫したコメを味わう予定。