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練馬で「子ども議会」-中学生が区政に意見

議会の様子

議会の様子

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 練馬区役所で8月1日、「練馬子ども議会」が開かれた。

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 区内の中学生が議員として本会議に参加する同イベント。今回は54人の学生が「子ども議員」として参加し、事前に4回の学習会を通して区政や区議会の仕組みなどを学び、自分たちが気付いた課題について討議を重ねてきたという。

 同日14時、子ども議員は緊張した面持ちで本会議場に集合。子ども議員の中から選出された議長の齊藤駿さんが開会宣言を行い議会が開会した。

 子ども議員からは、現在、練馬区に住む外国人への防災対策として「災害時だけでなく、防災講習会や防災訓練にも外国語を話せるボランティアを配置するべき」という提案があり、前川区長は「現在、ボランティア通訳については外国人向け訓練に参加している。今後はボランティア通訳の一層の充実について検討したい」と答弁した。

 大きな社会問題となっているいじめについて、「相談室の活用や、子ども主体のいじめ対策を進めるべき」という発言があり、河口教育長は「いじめは皆で解決していく問題であり、皆さんからの積極的な意見をたくさん頂き、頼もしく、また勇気づけられた」と答弁した。

 このほか、今年は自分たちの地域で安全・安心に生活するための課題など、身近で生活に密着した中学生ならではの視点からさまざまな発言があり、区長や「区幹部職員の答弁に熱心に聞き入っていた。

 子ども議員から出された提案が実際に区政に反映されたかどうかについては、来年3月に対応・取組状況の調査を行う予定。

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