大泉学園ゆめりあホール(練馬区東大泉1)で8月20日、能楽一噌流笛方・一噌(いっそう)幸弘さんの笛コンサート「速流笛破(そくりゅうてきは)夏の陣」が開かれる。
笛方とは、能楽のはやし方のうち笛を吹奏する役。一噌、森田、藤田の三流がある。
一噌さんは地元大泉出身で、安土桃山時代より続く能楽一噌流笛方の名手として能楽古典の世界で活躍。しの笛のほか、自ら考案した田楽笛、リコーダー、角笛など和洋各種の笛を演奏し、作曲活動も行う一噌さん。数々のホール公演、交響楽団との共演における自作曲やクラシックなどの演奏だけではなく、歌手・舞踏家への楽曲のアレンジ、自作曲の提供なども手掛ける。
当日は、吉野弘志さん(ウッドベース)、高木潤一さん(ギター)、武田朋子さん(能管しの笛)とともにジャンルを超えた演奏を行う。演奏曲は「ヘンデル ソナタ」、一噌さんのオリジナル曲など。
19時開場、19時30分開演。チケットは、前売り=3,000円、当日=3,500円。チケットの問い合わせは太平観光(TEL 03-3924-1911)まで。