練馬区立大泉橋戸公園(練馬区大泉町2)内の水田で10月15日・17日、周辺の小学校3校の5年生計231人が稲の収穫を体験した。
収穫した稲は6月に植えたもので、15日は橋戸小59人、17日は大泉第一小61人、大泉北小111人が稲刈りを体験した。子どもたちは説明を受けた後、鎌を手に田んぼに入り、見事に実った稲を収穫した。子どもたちは「稲を刈ったらいい匂いがした」「自分で収穫したコメを早く食べたい」と話す。
田植え以降、除草、防鳥ネット張り、毎日の水量調整をしてきたという「橋戸水田自主管理会」の篠崎会長は「今年は水量調整で工夫したおかげか豊作だった。田んぼの管理は大変だが、稲刈りした時の子どもたちの輝く笑顔に苦労も吹き飛ぶ。体力が続く限り、今後も続けていきたい」と話す。
水田は、「橋戸田んぼ」として親しまれた地域の風景の復元を望んだ周辺の小学校や地域団体の強い要望を受け、区が園内に残る弁天池の湧き水を活用し、かつて白子川流域で行われていた水田を復元整備したもの。水田面積は230平方メートルで6枚の田んぼに分かれている。