西武鉄道が12月20日、漫画家・松本零士さんがデザインした「銀河鉄道999デザイン電車」の運転終了に伴い、「さよなら銀河鉄道999デザイン電車イベント」を開催する。
2009年5月、松本さんと同社、練馬区などの共同企画で誕生した同車両。通勤・通学の足としてだけでなく、同区のアニメシンボルとして区民などに親しまれていたが、同車両に使っている3000系の更新計画に伴い今年で運転を終了することが決まった。
当日は、狭山線・西武球場前駅(埼玉県所沢市)で同車両と4両編成の101系1253号編成の展示と記念撮影会、14時30分からは松本さんと「女子鉄アナウンサー」として活動するタレントの久野知美さんが司会進行を務める「さよならセレモニー」が開かれる。併せて会場で先着5000人に来場記念カードを配布する。
イベント前後には、同車両の特別記念運転を実施。イベント前の運転時刻は、10時2分・本川越駅発~同32分・西武球場前駅着で、同車両が本川越から新所沢駅間を運行するのは初めて。乗車には乗車券のほか、「特別記念運行乗車証」が必要。同日9時15分から本川越駅2階改札外コンコースで配布する。1人 1枚まで、先着1000人。無くなり次第配布終了。
イベント後の運転時刻は、15時10分・西武球場前駅発~同55分・池袋駅着で、通常の乗車券のみで乗車できる。同区間の運行では、松本さんと久野さんが車内放送を使ったトークショーを行う。
同社広報担当者は「皆さまに愛され続けた銀河鉄道999デザイン電車の有終の美を、これまでご利用いただいたお客さまの笑顔で飾りたい。今年最後の鉄道イベントにぜひ足を運んでいただければ」と呼び掛ける。
西武球場前駅のイベント開催時間は11時~15時。参加無料。