練馬文化センター(練馬区練馬1)で1月23日、「ねりま小中一貫教育フォーラム」が開催された。
練馬区教育委員会では小学校と中学校の教員が協力し、義務教育9年間を見通して子どもたちを育てる「小中一貫教育」の推進に取り組んでいる。同イベントではそれぞれの学校の状況に応じた取り組みを発表し、今後の小中一貫教育の進め方を考えることを目的に実施した。
第1部では、それぞれの学校の状況に応じた取り組みを発表。豊玉第二中学校(豊玉北2)は、区内初の「連携教室」を活用し、近隣小学生が中学教員から授業を受ける取り組みなどを紹介した。「連携教室」は小学生が定期的に中学校舎で中学校教員から授業を受けるほか、同中学校に進学する小学校同士が合同で授業を行うための教室。このほか、小中一貫教育を進めている8組23校の小中学校が成果と課題を発表した。
第2部では、学識経験者4人によるシンポジウムが行われ、小中一貫教育の評価方法や小中一貫教育を推進する教員の育成などについて活発な意見交換が行われた。
練馬区では2011年度、施設一体型小中一貫教育校「大泉桜学園」(大泉学園町9)を開校。その後も小中一貫教育の取り組みを進め、現在、34の中学校区のうち25中学校区で実施している。本年度には練馬区全域に拡大する予定。