ちひろ美術館・東京(練馬区下石神井4、TEL 03-3995-0612)で4月7日、現在開催中の「ちひろと香月泰男(かづきやすお)」展の関連イベントとして、画家・野見山暁治(ぎょうじ)さんとドキュメンタリー写真家・大石芳野(よしの)さんの特別対談が行われる。
いわさきちひろと同じ時代を生き、香月泰男と親交のあった画家・野見山さんとドキュメンタリー写真家という立場から、ちひろと香月泰男、双方の表現に共感を抱く大石さん。初顔合わせとなる2人が、ちひろと香月泰男の人生と言述について語り合う。
野見山さんは1920(大正9)年福岡県生まれ。東京美術学校(現東京芸術大学)卒業。1952(昭和27)年より12年間、フランス滞在。1968(昭和43)年より1981(昭和56)年まで東京芸術大学で教職に就く。2005年、窪島誠一郎と戦没画学生慰霊美術館「無言館」設立。現在、東京芸術大学名誉教授。文化功労者。
大石さんは1943(昭和18)年東京生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。戦争の傷跡、そこで生き抜く民衆を撮り続けて世界を駆け巡る。著書に「夜と霧は今」「沖縄に活きる」「カンボジア苦界転生」「Hiroshima半世紀の肖像」「子ども 戦世のなかで」など。2001年、「ベトナム凜と」で第20回土門拳賞受賞。2007年、紫綬褒章受章。
「野見山さんは練馬区在住で、ちひろと同時代を生きた画家。大変貴重な機会なので、一人でも多くの方にお越しいただければ」と同館広報担当者。
開催時間は16時~17時30分。入館料のほか、参加費が必要。入館料は、大人=800円、高校生以下無料。参加費は1,000円。申し込みはホームページなどで受け付ける。