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練馬で、アマ5人制サッカー決勝-ドバイ行き日本代表が決定

初代優勝チームで、日本代表の「柴田工務店」

初代優勝チームで、日本代表の「柴田工務店」

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 「フィスコフットサルとしまえん」(練馬区向山3)で3月15日、世界最大級の5人制アマチュアサッカー大会「アットホーム F5WC JAPAN」の決勝大会が開かれ、4月にドバイで開かれる世界大会に出場する日本代表が決定した。

解説する前園真聖さん

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 各地で開かれた予選会を勝ち抜いたチームと特別枠で招待されたチーム、全32チームが集まった決勝大会。高校生で構成されたチームや最年長52歳キーパーを擁するチーム、決勝に向けて練習を重ねたというチームのほか、すでに世界大会を見据え有給申請するチームなどさまざま。試合は8グループ(1グループ4チーム)でのリーグ戦を行い、上位1チーム同士によるトーナメント戦が行われた。

 会場では、フリースタイルフットボールプレーヤーの徳田耕太郎さんが世界一のパフォーマンスを披露し会場を盛り上げ、「自分も誰でも参加できる大会で優勝した。皆さんにもチャンスはあるので、ぜひ頑張ってほしい」とエールを送ったほか、元サッカー日本代表の前園真聖さんも準決勝、決勝の解説に参加した。

 決勝に進出したのは関西代表「ムハンマドチルドレン」と神奈川代表「柴田工務店」。「どちらも守備がうまい。これをどう切り崩すかが試合のカギになる」(前園さん)と解説する通り、膠着(こうちゃく)状態が続く展開となり0-0で前半を終えた。先に均衡を崩したのは柴田工務店。後半4分、キックインからのセットプレーで、石井悠斗さんの強烈なミドルシュートがゴールに突き刺さった。これが決勝点となり、柴田工務店が同大会初代優勝とF5WC日本代表の座を勝ち取った。

 柴田工務店は会社の元同僚で組んだチーム。チーム名はメンバーの実家が経営する店の名前を付けたという。「この大会のために急きょ集まったチームで、ほとんど練習はしていなかった。技術は劣っても自分たちがどう戦うか考え、チームワークと自分たちのサッカーができればレベルの高い相手にも勝てると思っていた」と監督の宮田真一さん。

 決勝ゴールを決めた石井さんは「キックイン時は、いつも気にかけてプレーしていた。あの瞬間、周りの雰囲気を見て前が空いているなと思い、思いっきり蹴った」と振り返る。

 前園さんは「日本代表として世界の強豪と戦い、楽しんで頑張ってほしい」とエールを送った。「まだ実感はないが日本代表として戦ってきたい。ドバイ行きはこれから会社と調整する。ただ、優勝特典のドバイへの渡航費と滞在費は選手7人分までしか出ないので、自分の分をどうしよう」(宮田さん)とうれしい悲鳴を上げた。

 「F5WC」は2013年にアラブ首長国連邦のドバイでスタートした16歳以上のアマチュア選手を対象とした世界最大のアマチュア5人制サッカー大会。世界各国で予選大会が開催され、各国の優勝チームが、国を代表してドバイで開催される世界大会に出場する。今回、日本は初参加。ドバイでの世界大会は4月23日~25日に開催。

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