石神井公園駅前の旧駅舎スペースで4月21日、西武の賃貸住宅ブランド「エミリブ」の4号物件となる「エミリブ石神井公園(仮称)」の起工式が行われた。企画開発・運営管理は西武プロパティーズ。
西武グループが進める同駅周辺開発計画では、「住んでいてよかった街、住んでみたくなる街へ」をテーマに、2013年10月には1期開発として駅ナカ商業施設「エミオ石神井公園(ウエスト・ノース)」を、昨年8月には2期開発として、「エミオ石神井公園(イースト)」や子育て支援施設、ペット関連施設を設置するなどの沿線の活性化をめざし開発を進めてきた。
3期開発の同物件は、下層部に商業施設「エミオ」からなる複合施設を建設し、衣・食・住と公共施設機能を備えたライフスタイルを提案する。同物件ブランドで下層部に商業施設が入るのは初めてという。
建造物は地上14階建て、総戸数151戸で、間取りは1K~3LDK。2017年3月完工する予定。同駅に隣接する立地のほか、セキュリティー機能や専用フィットネスルームなどを備える。これまでは、若年層、一人暮らし者をターゲットとしていたが、同物件では、ファミリー層や共働きの夫婦からの希望に応え、2LDK・3LDKの比率を多くしたという。
同社開発事業部の下田剛玄さんは「西武各社が駅近隣に保有する土地を有効活用しエミリブブランドとして今後も年に1棟を目指して展開する。駅近の立地で沿線に新たな住民を呼び込み、石神井に住むきっかけになれば」と話す。